04 10月 2012

フェラーリ聖地巡礼

こんにちは!

気づけばもうすでに1ヶ月も経過してしまいましたが、
フェラーリ聖地巡礼の旅のご報告を。

この旅では、
モノをひとつ作るのにどれだけの人の頭脳と手がかかっているか、、
たくさんの時間と労力をかけて、
クルマに命を吹き込んでいる様子をモデナとマラネッロで
ぎっしりと感じてきました。

さて、スタートは、フェラーリ本拠地。
この写真、ギリギリ撮っていいのか分からない・・・
まずはこのお部屋に通されます。
フェラーリの日本語案内担当の方のブリーフィング。
ここで、通行パスとイヤホンガイドなどなどを受け取ります。
イヤホンガイドはもちろんFマーク入りで、おみやげに持って帰れるんです♪

見学は2時間半。
55万平方メートルの敷地をミニバスで移動しながら、
GT製産部門、GTレース、フェラーリミュージアム、ショップ、
ホスピタリティエリアを回ります。

さすがに企業秘密が多く、
ミュージアムとショップを除くエリアの
写真は撮影不可です。

なので、フクサスが建築した研究開発部門や、
ジャンヌーベル建築の車両組み立てエリアも
怖くて、得意の盗撮もままなりませんでした。

見学中に見かけた、
レーサーのフェリペ・マッサ
工場を歩いていたのに、写真撮れず!!!
(クマのぬいぐるみみたいだったけどね。でもTVでみるより、カッコイイ)

というわけで、カロウジて撮影可能なミュージアムの写真を。

ヴィルヌーヴがマラネロ通勤につかっていた愛車




工場見学のあとは、Ferrariスタッフも御用達のレストランでランチです。
イタリアンなトリコローレのリゾットとパスタ
レストランのシニョーラとアロンソの写真が!
フェラーリゆかりのアイテムがいろいろ
フェラーリにゆかりがあるというだけでなく、
お味も濃厚で、美味しい、エミリアの料理をいただきました!

2日目の見学は、フェラーリと長年にわたって携わる下請け工場へ。

まるでアートのようなエンジンの色付け

そして、以前に書いたバルサミコ酢のお話にも登場しました、
家族3代で受継がれている革製品の老舗のスケドーニ社へ。
もともとは、靴屋さんが、
親戚の所有していたフェラーリに積むための、鞄をつくったことをキッカケに、
車の内装および、積載用の旅行鞄や、靴などを製産するようになったそう。

シューマッハの初勝利のスペインGPのときの
シート部分の革に残った汗のあとや、
シューマッハのシート
レースごとに張り替えられる、フェルナンド・アロンソのハンドル部分の革なんて、
Ferrariマニアにとっては、たまらないコレクションが工場内に飾られていました。

なんと、図々しいわたし、
以前にもブログで書いたAlexanderWangのバッグの一部分が壊れているのを
社長にお話したら、スタッフの仕事を中断させて
バッグを直してくださったんです!親切!!!

その翌日お邪魔した内装工場のLuppiさんも
土日もなく働く、とっても忙しい内装業者と聞いていたのに、
訪問した日本からのお客さまの質問に、丁寧に答え、
日本では入手困難な素材をたくさんみせていただきました。

ここでは、クラシックカーの内装を手がけていて、
50年も昔の車であっても、可能な限りオリジナルに近い内装にするための素材、
革、カーペット、生地などを取り揃えています。


内装を仕立てるための型紙は、
家族代々受け継がれたもので、ずっとぼろぼろになっても使い続けるんだ。と、
嬉しそうに説明してくれました。
代々受け継がれる型紙


そして、最後は、フェラーリ創業者のエンツォ・フェラーリの生家跡につくられた
ミュージアムへ。



エンツォさんのヒストリーvideoはとても興味いです!
ミュージアムレストラン
カフェシェケラートでお休憩♥
ミュージアムショップには、ここだけの限定品もいろいろ

F1イタリアGP目前の
本拠地巡礼者が非常に多い、1年で最も重要なこの1週間にマラネロ、モデナを訪れ、
フェラーリへの愛をそそぐ人たちが、
それぞれ自分の役割を全うし、最後に完成するクルマが、
世界の人々を魅了する理由に納得できた気がします。
あたためて、フェラーリのヒストリー、
イタリアの家族代々に受け継がれる知恵と知識を
見れたことに、素晴らしく思う旅になりました。