気づけばもうすでに1ヶ月も経過してしまいましたが、
フェラーリ聖地巡礼の旅のご報告を。
この旅では、
モノをひとつ作るのにどれだけの人の頭脳と手がかかっているか、、
たくさんの時間と労力をかけて、
クルマに命を吹き込んでいる様子をモデナとマラネッロで
ぎっしりと感じてきました。
さて、スタートは、フェラーリ本拠地。
この写真、ギリギリ撮っていいのか分からない・・・ |
まずはこのお部屋に通されます。 |
ここで、通行パスとイヤホンガイドなどなどを受け取ります。
イヤホンガイドはもちろんFマーク入りで、おみやげに持って帰れるんです♪
見学は2時間半。
55万平方メートルの敷地をミニバスで移動しながら、
GT製産部門、GTレース、フェラーリミュージアム、ショップ、
ホスピタリティエリアを回ります。
さすがに企業秘密が多く、
ミュージアムとショップを除くエリアの
写真は撮影不可です。
なので、フクサスが建築した研究開発部門や、
ジャンヌーベル建築の車両組み立てエリアも
怖くて、得意の盗撮もままなりませんでした。
見学中に見かけた、
レーサーのフェリペ・マッサも
工場を歩いていたのに、写真撮れず!!!
(クマのぬいぐるみみたいだったけどね。でもTVでみるより、カッコイイ)
というわけで、カロウジて撮影可能なミュージアムの写真を。
ヴィルヌーヴがマラネロ通勤につかっていた愛車 |
工場見学のあとは、Ferrariスタッフも御用達のレストランでランチです。
イタリアンなトリコローレのリゾットとパスタ |
レストランのシニョーラとアロンソの写真が! |
フェラーリゆかりのアイテムがいろいろ |
お味も濃厚で、美味しい、エミリアの料理をいただきました!
2日目の見学は、フェラーリと長年にわたって携わる下請け工場へ。
まるでアートのようなエンジンの色付け |
そして、以前に書いたバルサミコ酢のお話にも登場しました、
家族3代で受継がれている革製品の老舗のスケドーニ社へ。
もともとは、靴屋さんが、
親戚の所有していたフェラーリに積むための、鞄をつくったことをキッカケに、
車の内装および、積載用の旅行鞄や、靴などを製産するようになったそう。
シューマッハの初勝利のスペインGPのときの
シート部分の革に残った汗のあとや、
シューマッハのシート |
Ferrariマニアにとっては、たまらないコレクションが工場内に飾られていました。
なんと、図々しいわたし、
以前にもブログで書いたAlexanderWangのバッグの一部分が壊れているのを
社長にお話したら、スタッフの仕事を中断させて
バッグを直してくださったんです!親切!!!
その翌日お邪魔した内装工場のLuppiさんも
土日もなく働く、とっても忙しい内装業者と聞いていたのに、
訪問した日本からのお客さまの質問に、丁寧に答え、
日本では入手困難な素材をたくさんみせていただきました。
ここでは、クラシックカーの内装を手がけていて、
50年も昔の車であっても、可能な限りオリジナルに近い内装にするための素材、
革、カーペット、生地などを取り揃えています。
内装を仕立てるための型紙は、
家族代々受け継がれたもので、ずっとぼろぼろになっても使い続けるんだ。と、
嬉しそうに説明してくれました。
代々受け継がれる型紙 |
そして、最後は、フェラーリ創業者のエンツォ・フェラーリの生家跡につくられた
ミュージアムへ。
エンツォさんのヒストリーvideoはとても興味いです! |
ミュージアムレストラン |
カフェシェケラートでお休憩♥ |
ミュージアムショップには、ここだけの限定品もいろいろ |
F1イタリアGP目前の
本拠地巡礼者が非常に多い、1年で最も重要なこの1週間にマラネロ、モデナを訪れ、
フェラーリへの愛をそそぐ人たちが、
それぞれ自分の役割を全うし、最後に完成するクルマが、
世界の人々を魅了する理由に納得できた気がします。
あたためて、フェラーリのヒストリー、
イタリアの家族代々に受け継がれる知恵と知識を
見れたことに、素晴らしく思う旅になりました。